eye opening
2012年 10月 04日
ギタリストととしてジャズを極めるためにNYに来たわけですが、
ここ三か月あまりの間に大きく方向転換を決意しました。
再生可能エネルギーのエキスパート
(こちらではrenewable and alternative energyといい、ちゃんとした資格もあるようです。)
になるために大学に行くことを決意しました。
NYはほんとYES,NOがスパっと出る場所でスパッと身を引く決心がつきました。
日本では決して諦めない。続けることこそが美徳。みたいな習慣がはびこっていますが
ダメなものはダメとはっきり見切りをつけて次に進む勇気も必要なんではないでしょうか?
そして
なぜ再生可能エネルギーなのか?
音楽とその他のジャンル、例えば歴史、地理学、物理学、文学、哲学とかはつながっていないようで密接なつながりがあるように思います。ゆえに、今まで音楽をやっていなかったら再生可能エネルギーの必要性に考えは至りませんでしたでしょう。
高校三年生の時の自分にタイムスリップして説得する自信ないな。
今このタイミングでなければ再エネの重要性には気付けなかったと思う。
日本を含め、先進国では、アメリカ、ヨーロッパ各国、そして中国では今までの発電方法から
グリーンエナジーへの転換が今後2030年の間に大きく行われことが間違いない。
2000年代初頭のIT革命と同じように、エネルギーに関しても大きな改革が始まる。
日本がその波にうまく乗れるか、乗れないかは微妙なところですが。
世論は圧倒的に原子力には反対。しかし原子力発電の既得権益に群がる、
官僚、政治家、企業、その下の孫請けに退場を迫るのが革命の第一歩。
日本にはいくつかのモデルがあるので不可能ではないでしょう。
沖縄の米軍基地撤退後の地域産業。
や石炭産業。
そして国民が現在の電力会社垂直統合経営のぼったくり電気料金(世界一高いらしい)から
複数の会社から自由に電気を、まともな価格で買える時代が訪れるでしょう。
ちょうど、NTTが民営化して電話、テレビイ、インターネット、に関して複数の選択肢を選べるようになったように。TVCMでみましたよね、NTTは長澤まさみ。J-COMは元フジテレビアナウンサー、関西電力は唐沢としあき。を使って猛烈な顧客争奪戦。あんな感じに電気会社にもバラエティーが生まれ、毎日、あらゆる電気会社の営業電話と訪問営業に悩まされる日が来るでしょう。そして営業マンは一生食っていくのに困らないのです。
日本でのエネルギー革命は心細いですが、、、
まだ原発が重要電源だって言っている。不良債権化した原子力発電所は止めてるだけでも一兆円近くの損害を出すらしい、だから電気会社は無理やりにでも再稼働にこぎつけ経営赤字を埋めようとするのだ。そんな会社の行きつく先は分かり切っているだろう。
そんなことしているうちに次の大地震来たらどうするんだ?
楽観論者はいつの時代にもいるけれど、僕はワシントンDCの自然博物館でのアメリカの軍事技術。(これは地震探査機でソ連やほかの国が核実験をしたときにリサーチするために出来たもの)1960年からいったい地球上のどこでどんな地震が起きてきたのかを示すデータを見た時、唖然とした。
ほとんどの大地震と大火山は日本~東南アジア~からブラジルの太平洋プレートを近隣で発生している。ロシアンルーレットみたいなものだ。
このデータを見る限り、日本は大ジョブやろ~。という楽観者は危機感の欠如した、平和ボケ国民と言われても仕方ないだろう。
日本は間違いなく地震大国で都市をめちゃくちゃに破壊する大地震が一定の期間で
発生し、なおかつそんな危険な、しかも狭い国。アメリカの10分の1?もっと小さい?
に54機の原子力発電所が立ち並び。大地震が起これば大事故を起こす可能性が高く。というか
フクシマで起こった。原因はまだ解明されていない。どうもメディアでは最近報道されんらしい。
みんな都合の悪いことは聴きたくないもんね、無理もない。
巨大メディアのスポンサーには誰がいる?都合の悪いことは流せないよね。
とにかく反原発論が狂って暴走した政治家、官僚、電力会社、を止めることに成功したときには
必ず代替えエネルギーが必要になる。
その時まで日本が国家として存続されていればいいけどね~。
中に住んでるとなかなか気付ないですよね。無理もない。
以上、少し傲慢な文章でエキスキュウズミィ。
# by kinoyan-r | 2012-10-04 15:42